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地下鉄に乗って|地下鉄で昭和のさまざまな時代へタイムスリップを繰り返す男性は、若き日の父親との出会いを通じてその本心を知る。

地下鉄に乗って
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地下鉄に乗って(めとろにのって)は、2006年公開の日本映画。平成の世に暮らしていた一人のサラリーマンが、昭和をさかのぼる時間旅行の中で若かりし日の父と出会い、ある秘密に辿り着く。 撮影にあたり、本作が初めて東京地下鉄(東京メトロ)の全面協力を得た。

地下鉄に乗って 映画批評・評価・考察


地下鉄に乗って(めとろにのって)

脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計77点

堤真一が主演し、本作では昭和の各時代の東京へタイムスリップしてしまう男性に扮した、ファンタジー風味の感動ドラマ。人気作家・浅田の同名小説を、「真夏のオリオン」の篠原哲雄監督が映画化しました。首都圏の地下鉄を運営する東京メトロの全面協力により、昭和初期に使われた実際の車両が撮影に提供されるなど、時代の移り変わりを忠実に再現したセットや美術も見どころです。主人公の父親の青年期から老年期までを演じ分けた、大沢たかおの好演も印象的に残ります。


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地下鉄に乗って あらすじ

小さなメーカーの営業マン・真次(堤真一)は、その日、父が倒れたという知らせを受ける。父とは高校卒業と同時に縁を切って以来会っていなかった。知らせを無視して家路に着こうとする真次は、今日が若くして死んだ兄の命日である事に気付く。父と兄に想いを馳せながら地下道を歩く真次。前を行く男が在りし日の兄に見え、思わず後を追って地下道を出ると、そこはいつもの街ではなく、東京オリンピックを控えた昭和39年の東京だった。不意に時空を超えてしまった真次はさらに、終戦直後の昭和21年の東京へと誘われる。熱気溢れる闇市にまぎれ込んだ真次は、アムール(大沢たかお)とその恋人・お時(常磐貴子)に出会う。生死の瀬戸際に置かれたこの世界で必死に道を開いて行く彼らの姿を見、真次は彼らと気持ちを一つにしていく。そんな折、真次はこの昭和21年の世界に居るはずの無い自分の恋人・みち子の姿を見つける。彼女も時空を超えて呼び寄せられたのだ。姿の見えない大きな存在に導かれるように旅を続ける真次は、ついに戦時下の昭和に行き着く。戦地に向かう兵士を乗せた銀座線。真次はそこに若き日のアムールの姿を見つける。彼の肩のタスキには「祝出征・小沼佐吉」の文字。彼は真次が忌み嫌い、縁を切った父親だったのだ。何故自分は昭和の世界に呼び戻されたのか。何故みち子も同じ旅路にあったのか。真次はこの時空の旅の真の意味を知る事になる。

地下鉄に乗って スタッフ

監督:篠原哲雄
原作:浅田次郎「地下鉄(メトロ)に乗って」
脚本:石黒尚美
製作:宇野康秀,気賀純夫,島本雄二,早河洋
製作総指揮:河井信哉,遠谷信幸,林紀夫,亀山慶二
音楽:小林武史
撮影:上野彰吾
編集:キム・ソンミン
配給:ギャガ・コミュニケーションズ,松竹

地下鉄に乗って キャスト

長谷部真次:堤真一
原作と異なり両親の離婚後母方の姓を名乗る設定である

軽部みち子:岡本綾
小沼佐吉 / アムール:大沢たかお
お時:常盤貴子
野平啓吾(先生):田中泯
岡村会長:笹野高史
小沼昭一:北条隆博
小沼真次:崎本大海(少年時代)
小沼圭三:金井史更(少年時代)→綱島郷太郎(現在)
長谷部節子(真次の妻):中村久美
長谷部民枝:中島ひろ子(若年期)→吉行和子(現在)
斉藤陽一郎,中村靖日,水木薫,山田幸伸,千葉哲也,眞島秀和,遠藤雄弥,市川円香,浅川稚広,高良健吾,小関裕太ほか

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