告発の行方 82点

告発の行方

アメリカで深刻な社会問題となっているレイプにスポットを当てた問題作。

ピンボール台の上でレイプされるシーンを体当たりで演じたジョディ・フォスターが第61回アカデミー主演女優賞、第46回ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞した。

ジョディ・フォスターが主役のようで、実際はケリー・マクギリスが演じる地方検事補キャサリンが主役で、彼女がレイプされた女性の圧倒的に不利な状況を覆していく法廷ドラマとなっています。

レイプ事件を担当した女性検事補キャサリンがいったん司法取引に応じるものの、被害者サラの悲痛な姿を目の当たりにし再び事件の真相を追求し、レイプを煽った男達を暴行教唆罪で告発する決意をします。

他人が罪を犯す現場をを見ながら、見て見ぬふりをする者、はやしたて、制止しなかった者への罪の重さを訴えた作品となりました。

また、ラスト・テロップでアメリカでは6秒に1件、性的暴行が発生し、その4件に1件は集団暴行である。という一文に戦慄を覚えたため、1980年代から数十年たった現在はどうかと調べてみたところ、アメリカ人女性の5人に1人がレイプ被害にあっているという調査結果(2011年)がありました。また、男性も1.7%のレイプ被害が出ています。(ここでのレイプとは、「強姦(性器の強制挿入)」「強姦未遂」「アルコールまたは薬物を悪用した強姦」と定義されている)

告発の行方(原題:The Accused)


脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計82点

あらすじ

ある夜、一軒の酒場から1人の若い男が飛び出してきて、公衆電話から警察に店でレイプ事件が起きていると通報した。彼に続いて店から飛び出してきた若い女性が、通りがかりの車に助けを求めてきた。その女性サラは、酒に酔ってマリファナを吸っていたところを、3人の男たちからレイプされたのだという。
地方検事補キャサリンはこの事件の捜査を行うが、加害者たちは合意の上での行為(和姦)と主張、サラに有利な証拠も何1つなく、キャサリンは渋々司法取引に応じる。それを知ったサラは深く傷つき、自傷行為まで起こしてしまう。
そんなサラの姿を見たキャサリンは事件の再捜査を決意、レイプを煽り唆した男たちを暴行教唆の罪で告発するのだった。

スタッフ

監督:ジョナサン・カプラン
製作:スタンリー・R・ジャッフェシェリー・ランシング
脚本:トム・トーパー
撮影:ラルフ・ボード
編集:ジェラルド・B・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデル

キャスト

ジョディ・フォスター
ケリー・マクギリス
バーニー・コールソン
レオ・ロッシ
アン・ハーン
カーメン・アルジェンツィアノ
スティーヴ・アンティン
トム・オブライエン
ピーター・ヴァン・ノーデン
テリー・デヴィッド・ミュリガン
ウッディ・ブラウン
スコット・ポーリン
キム・コンドラショフ

予告編

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