南極料理人 75点

南極料理人

映画批評・備忘録

原作は海上保安官出身の西村淳のエッセイ『面白南極料理人』。
南極(撮影したロケ地は北海道網走市)という極限での生活感はほぼ感じられず、ほのぼのとした人間模様を描いている。
美味しそうな料理が見所でもある今作。おにぎりから伊勢海老のエビフライ(キャストはこれが一番美味しかったらしい)といったシンプルなものからキワモノまで登場する。
西村さんがテレビで南極料理を紹介していた番組があり、キャラメルコーンを使ったいなり寿しやポテトチップスのポテトサラダなど、アイデア料理(ラーメンがそれだったのかも?)が見られなかったのが残念だった。爆笑するというよりクスクス笑ってしまう和み系のコメディ映画で、家族愛や恋愛など嫌味なくほのぼのと描いている。

採点の内訳


脚本:30点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計75点

タイトル

南極料理人

あらすじ

妻と娘と赤ん坊の息子を置いての単身赴任で、南極観測隊員のメンバーとして新たに派遣された、海上保安庁の所属隊員・西村淳。その任務は、南極大陸の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、ドームふじ観測拠点で越冬する隊員8名分の食事を用意することだった。
基地では、雪氷学者の本山ヒデユキをはじめ、雪氷サポート隊員の川村ヤスシらが、美味しい料理を心待ちにしていた。標高3810メートルのため、ペンギンやアザラシといった動物はおろか、ウイルスさえいない氷点下54℃以下の壮絶な自然環境において、トイレは丸見えでろくなプライバシーもなく、日本へ家族と電話するのも1分740円もかかり、隊員らのストレスは非常に大きい。
西村は限られた食材と特殊な環境の中、隊員たちのストレスを緩和すると同時に、飽きさせないメニューを作るために奮闘する。

スタッフ

監督・脚本:沖田修一
プロデューサー:西ヶ谷寿一
製作:太田和宏、川城和実、春藤忠温、町田智子、近藤良英
アソシエイト・プロデューサー:河野聡
原作:西村淳『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』(新潮文庫刊)
撮影:芦澤明子
編集:佐藤崇
美術:安宅紀史
音楽:阿部義晴
主題歌:ユニコーン「サラウンド」(Ki/oon Records)
VFXスーパーバイザー:小田一生
フードスタイリスト:飯島奈美、榑谷孝子
照明:豊見山明長
録音:永口靖
衣装:小林身和子
スクリプター:田口良子
音響効果:佐藤祥子
ヘアメイク:根本佳枝
助監督:海野敦
ライン・プロデューサー:金森保
アシスタント・プロデューサー:西宮由貴
VE:鏡原圭吾
装飾:寺尾淳
制作担当:刈屋真

キャスト

観測隊員
西村淳 (堺雅人)
唯一、通称がなく「西村くん」と呼ばれている。
調理担当(海上保安庁)。当初、南極行きが決まっていた海上保安庁の同僚が交通事故を起こし、その代理として嫌々ながら派遣に応じる。
本山ヒデユキ (生瀬勝久)
通称、本さん。
雪氷学者(極地研究所)
金田ヒロシ (きたろう)
通称、タイチョー。
気象学者(気象庁)
川村ヤスシ (高良健吾)
通称、兄やん。
雪氷サポート(大学院)
福田マサシ (豊原功補)
通称、ドクター。
医療担当(北海道私立病院)
御子柴ケン (古舘寛治)
通称、主任。
車両担当(自動車メーカー(いすゞ))
西平リョウ (黒田大輔)
通称、盆。
通信担当(通信社)
平林マサヒコ (小浜正寛)
通称、平さん。
大気学者(極地研究所)
その他
清水さん (小出早織)
KDDインマルサットオペレーター
西村みゆき (西田尚美)
西村の妻。
西村友花 (小野花梨)
西村の娘。
鈴木 (宇梶剛士)
海上保安庁の隊員。西村の同僚で、念願であった南極隊員として向かう予定であったが、バイクの交通事故を起こし、代わりに西村が隊員として選ばれる。
船長 (嶋田久作)

予告編

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