劇場版 猫侍は、2014年公開の日本映画。幕末の江戸を舞台に、猫暗殺の依頼を受けたことで大きな人生の転機を迎える浪人剣士の姿を描く。マルチ俳優北村一輝が主演を務め、ヒロインを『源氏物語 千年の謎』などの蓮佛美沙子が演じ、寺脇康文や温水洋一らベテラン勢が脇を固める。猫とこわもての侍が織り成す、笑って泣ける物語に心癒やされる映画。
劇場版 猫侍 映画批評・評価・考察
劇場版 猫侍
脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点
ドラマとは異なった脚本になっていますが、作品から与えられる萌え度が高く、ドラマと変わらず幸せな気持ちで見ていられる時代劇です。北村一輝の代表作になった今作ですが、彼の魅力を存分に楽しめる作品となっています。玉之丞ってなんでこんなに可愛いのか、特別猫好きじゃなくってもその魅力が伝わってきます。
この映画で唯一、気に入らないところがありました。ものすごくがっかりしたのです。それは、エンディング曲が真心ブラザーズ「I’M SO GREAT!」だったことです。
まったく合ってない、なんだそれ、映画のいい感じの余韻が冷めたわ‼
ラストはドラマの主題歌でもある「我が道よ」でしょ。あの終わり方なら、この曲の方が絶対合ってる‼
劇場版 猫侍 あらすじ
時は幕末、かつて「百人斬り」の呼び名で畏怖された剣豪・斑目久太郎は、今はしがない浪人に身をやつし、貧乏長屋で傘張りを生業として食いつなぐ日々を送っていた。そんな久太郎に「猫を斬ってほしい」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。依頼主は「犬派」の一派・米沢一家の若頭で、敵対する「猫派」相川一家の親分が飼う愛猫を暗殺してほしいという。久太郎は大金の報酬につられて引き受ける。
ドラマ版の登場人物や設定とはほぼ別物であり、映画用に作り直したパラレルワールドのようなストーリーとなっている。
劇場版 猫侍 スタッフ
製作総指揮:吉田尚剛
原案・プロデュース:永森裕二
脚本:永森裕二、山口義高、城定秀夫
主題歌:真心ブラザーズ「I’M SO GREAT!」(Do Thing Recordings)
動物トレーナー:ZOO動物プロ
企画・配給:AMGエンタテインメント
監督:山口義高
製作:「猫侍」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院、tvk、テレ玉、チバテレビ、三重テレビ、KBS京都、サンテレビ、札幌テレビ放送、TVQ九州放送、とちぎテレビ、テレビせとうち、広島ホームテレビ、静岡第一テレビ、群馬テレビ、NTTぷらら、スターキャット、BSフジ、日光江戸村、KADOKAWA)
制作プロダクション:ステアウェイ
劇場版 猫侍 キャスト
班目久太郎:北村一輝
お梅:蓮佛美沙子
前場新助:浅利陽介
米沢三郎太:戸次重幸
白滝:洞口依子
仁太:温水洋一
山田源七郎:津田寛治
お静:横山めぐみ
鉄五郎:駒木根隆介
末松:深水元基
相川平八:斎藤洋介
米沢清兵衛:小野寺昭
島崎新右衛門:寺脇康文