ロード・トゥ・パーディション 80点

ロード・トゥ・パーディション

映画批評・備忘録

小池一夫、小島剛夕の漫画『子連れ狼』をモチーフとした重厚かつ繊細な世界観で、題名(地獄への道)は原作者が執筆の際に影響を受けた『子連れ狼』のキャッチコピー「冥府魔道を行く父子」からきている。ストーリーの重厚感と映像の美しさが印象的で演じる俳優陣がみな渋い。マフィア世界に生きる二つの親子愛を対照的に描いているのが印象的で、クライマックスに向けてそれぞれの親子の地獄への歩みが心に刺さる。

採点の内訳

脚本:33点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点

合計80点

タイトル

ロード・トゥ・パーディション(原題:Road to Perdition)

あらすじ

イリノイ州ロックアイランドで、妻と2人の息子と共に暮らすマイケル・サリヴァンは、良き夫・良き父でありながらアイルランド系マフィアの殺し屋という裏の顔も持っていた。マフィアのボスであるジョン・ルーニーは、サリヴァン一家を自分の家族のように溺愛していた。その一方で実の息子であるコナーに対しては冷ややかで、コナーはそれを苦々しく思っていた。
ある日、組織の幹部会で父から激しく自分のミスを攻め立てられたコナーは、父への恐れと、そんな父に自分以上に溺愛されるサリヴァン一家への嫉妬と憎悪の念を抱くようになり、サリヴァンの妻と次男を殺害。それを知ったサリヴァンは生き残った長男と共にコナーへの復讐を決意。実の息子と、それ以上に愛したサリヴァン父子との間に板挟みになったジョンは実の息子を選び、サリヴァンの許に一流の殺し屋であるマグワイアを派遣。マグワイアの度重なる襲撃から逃れたサリヴァン父子は、かつて自分たちを愛してくれたジョンと、妻子の敵であるコナーを射殺。心身ともに憔悴しきったサリヴァンは息子と共に海辺の小さな家で一時の休息を過ごす。しかし突然サリヴァンの体を一発の銃弾が打ち抜いた。後ろを振り返るとマグワイアがいた。瀕死の状態でマグワイアを射殺したサリヴァンは、泣きつづける息子の腕の中で息を引き取るのであった。

スタッフ

監督:サム・メンデス
脚本:デイヴィッド・セルフ
原作:マックス・アラン・コリンズ、リチャード・ピアース・レイナー
製作:サム・メンデス、ディーン・ザナック、リチャード・D・ザナック
製作総指揮:ウォルター・F・パークス、ジョーン・ブラッドショウ
撮影監督:コンラッド・L・ホール
プロダクションデザイナー:デニス・ガスナー
編集:ジル・ビルコック
衣裳デザイン:アルバート・ウォルスキー
音楽:トーマス・ニューマン
日本語字幕:戸田奈津子
吹替翻訳:杉田朋子
吹替演出:伊達康将
吹替調整:高橋昭雄
吹替制作:東北新社

キャスト

トム・ハンクス
タイラー・ホークリン
ポール・ニューマン
ジュード・ロウ
ダニエル・クレイグ
ジェニファー・ジェイソン・リー
キアラン・ハインズ
スタンリー・トゥッチ
ディラン・ベイカー
ダグ・スピヌッザ
デヴィッド・ダーロウ
ケヴィン・チャンバーリン
ダイアン・ドーシー
ペギー・ローダー
ロデリック・ピープルズ
ララ・フィリップス

予告編

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