ロッキー5/最後のドラマ 75点

ロッキー5/最後のドラマ

映画批評・備忘録

凄まじく酷評されているシリーズ5作目だが、トミー・モリソンの演技がひどい事を除けば、脚本は良いものがありロッキー”らしさ”を感じる作品でもある。
息子との関係性の描き方は実にリアルなものだと感じた。
ゴールデンラズベリー賞については、ロッキーがなぜ愛される作品なのか理解できてない奴が選んでいたり、スタローンいじめでしかないようにも思える。

※新鋭ボクサー役で出演したトミー・モリソンは、WBO・IBCのプロボクシング世界ヘビー級チャンピオンであり、当時黒人が活躍の中心であるボクシング界において「ホワイト・ホープ:白人の希望」として注目された。
※ロッキー・ジュニア役で出演したセイジ・スタローンは、シルヴェスター・スタローンの実子である。
※悪徳黒人プロモーターとして登場するジョージ・ワシントン・デュークは、モハメド・アリやマイク・タイソンなどの試合をプロモートし、世界規模で著名なプロモーターのドン・キングがモデルであると言われている。キングはシリーズ3作目まで登場していたミッキーのモデルとも言われる名伯楽カス・ダマトが激しく嫌っていたことでも有名である。
※第11回ゴールデンラズベリー賞10部門中の7部門(最低作品賞、最低監督賞、最低主演男優賞、最低主演女優賞、最低助演男優賞、最低脚本賞、最低主題歌賞)にノミネートされるという有難くない結果を残した。今回はノミネートのみで受賞は免れたが、演技が酷評されていたスタローン以外に1作目では絶賛されたアヴィルドセン監督、タリア・シャイア、バート・ヤングもノミネートされ有終の美を飾るというわけにはいかなかった。スタローン自身は前年に「この10年最低主演男優賞」を受賞し、ラジー賞からはすでに「歴史に残る最低男優」のレッテルを貼られている。

採点の内訳

脚本:35点
演技・演出:13点
撮影・美術:13点
編集:7点
音響・音楽:7点

合計75点

タイトル

ロッキー5/最後のドラマ(原題:Rocky V)

あらすじ

ドラゴとの死闘を終え、限界に達していたロッキー(演:シルヴェスター・スタローン)の体。引退を決意し、トレーナーとして才能ある新人ガン(演:トミー・モリソン)の育成に励むロッキーだったが、ガンは名声を追い求めて悪徳プロモーター、デューク(演:トニー・バートン)のもとへ走る。今もフィラデルフィアの英雄はロッキーだと信じるファンやマスコミを押さえるべくデュークが仕組んだのは、ロッキーとガンの一戦だった。己の生命を賭け愛弟子に対峙するロッキーだが……。

スタッフ

監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
製作:アーウィン・ウィンクラー,ロバート・チャートフ
製作総指揮:マイケル・S・グリック
音楽:ビル・コンティ
撮影:スティーヴン・ポスター
編集:ジョン・G・アヴィルドセン,マイケル・N・クヌー,ロバート・A・フェレッティ
配給:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー

キャスト

シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
トミー・モリソン
セイジ・スタローン
バージェス・メレディス
トニー・バートン
リチャード・ガント
マイク・ジラード・シーハン
マイケル・ウィリアムズ
デリア・シェパード
ポール・J・マイケル

予告編

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