ジョーズ 95点

ジョーズ

映画批評・備忘録

当時28歳だったスティーヴン・スピルバーグ監督が抜擢され、映画史に残る作品を製作することになった。第48回アカデミー賞で作曲賞、音響賞、編集賞を受賞し、スティーヴン・スピルバーグの名前を全世界に浸透させた一作である。この映画以降、スピルバーグの映画音楽は、ジョン・ウィリアムズが担当することになり、この出会いが後の素晴らしい作品と音楽の数々が生まれるきっかけとなっている。また、ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファスの俳優としての評価を高めた。名優と後に名優の評価を受ける出演者の味のある語り口や細やかな演技がスピルバーグが只者ではい表現者であることが分かる。

ロイ・シャイダーのシャイダーの名前から宇宙刑事シャイダーが生まれたのも面白い。

※jawsは本来、英語で「顎」を意味する単語であるが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになった。同様の例にリドリー・スコット監督の『エイリアン』がある。

採点の内訳

脚本:39点
演技・演出:19点
撮影・美術:17点
編集:10点
音響・音楽:10点

合計95点

タイトル

ジョーズ(原題:Jaws)

あらすじ

アメリカ東海岸に位置する海辺の田舎町アミティの浜辺に、若い女性の遺体が打ち上げられた。町の警察署長ブロディは死因を「鮫による襲撃」と断定、ビーチを遊泳禁止にしようとするが、夏の観光で成り立つ町の有力者はこれを拒否する。この対応の悪さから、少年が第2の犠牲者となってしまう。
少年の両親が鮫に賞金をかけたことで事態は公となり、アメリカ中から賞金目当ての人々が押し寄せたアミティは大騒動となった。その対応に追われる一方で、ブロディは鮫の専門家である海洋学者フーパーを呼び寄せ、協力を求める。フーパーは最初の遺体を検視し、非常に大型の鮫による仕業と見抜く。
そのころ、イタチザメが捕らえられた。町中が事件は解決したと喜ぶ中、フーパーはイタチザメの口のサイズが遺体に残る噛み跡より小さいことから、別の鮫である可能性を指摘する。念のために鮫の消化器官の内容物の確認を提案するが、市長は反対した。納得できないブロディとフーパーはその夜、秘密裏に鮫の腹を裂いたが、人が食べられた痕跡は確認できなかった。フーパーの所有する調査船で鮫の探索に出た2人は、アミティの漁師の船が漂流しているのを発見する。調査のため海に潜ったフーパーは、船底に刺さっていた大きなホオジロザメの歯を見つけるが、漂う漁師の遺体に驚いた拍子に紛失する。
翌朝、2人は市長に「犯人は巨大なホオジロザメであり、すぐに海を閉鎖する必要がある」と申し出るが、利益を優先したい市長は、証拠となる鮫の歯がないことを理由にこれを拒否し、海開きを実施する。その結果、観光客を鮫が襲うという最悪の事態が発生する。
そこでブロディは、地元の漁師クイントを雇い、鮫退治を提案する。ブロディ、フーパー、クイントの3人は、鮫退治のため大海原へ乗り出す。しかし、現れたホオジロザメのサイズは、彼らの予想をはるかに上回るものであった。ブロディ達と巨大ザメとの激闘が始まる。

スタッフ

製作:デイヴィッド・ブラウン、リチャード・D・ザナック
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:ピーター・ベンチリー
脚色:ピーター・ベンチリー、カール・ゴッドリーブ
撮影:ビル・バトラー
美術:ジョセフ・アルヴズ・Jr.
編集:ヴァーナ・フィールズ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ ザナック=ブラウン・プロダクションズ

キャスト

ロイ・シャイダー
ロバート・ショウ
リチャード・ドレイファス
ロレイン・ゲイリー
カール・ゴットリーブ
マーレイ・ハミルトン
ジェフリー・クレーマー
スーザン・バックリーニ
ジョナサン・フィレイ
クリス・レベロ
ジェイ・メロ
テッド・グロスマン
ピーター・ベンチリー

予告編

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