アダムス・ファミリーは、1991年公開のアメリカ合衆国の映画。チャールズ・アダムスが創作した同名のカートゥーン『アダムス・ファミリー』を原作としたコメディ・ホラー。監督は「ミラーズ・クロッシング」などのカメラマンで、これが監督デビューとなるバリー・ソネンフェルド、製作は「心の旅」のスコット・ルーディン、エグゼクティヴ・プロデューサーはグラハム・プレース、脚本は「ビートルジュース」のラリー・ウィルソンと「シザーハンズ」のキャロライン・トンプソン、撮影は「殺したいほど アイ・ラヴ・ユー」のオーウェン・ロイズマン、音楽は「シティ・スリッカーズ」のマーク・シャイマンが担当。
アダムス・ファミリー 映画批評・評価・考察
アダムス・ファミリー(原題:The Addams Family)
脚本:32点
演技・演出:17点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計85点
これ以上はないだろうと思える素晴らしいキャスティング。
ゴメス役の名優ラウル・ジュリアの上品でありながら遊び心ある大胆な演技。
登場人物それぞれ個性豊かな演技が面白い!
アダムス・ファミリー あらすじ(ネタバレ)
鉄の門に閉ざれた館。ここには不気味なアダムス一家が住んでいる。当主のゴメス(ラウル・ジュリア)と妻のモーティシア(アンジェリカ・ヒューストン)、彼らの子供たちウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)とパグズリー(ジミー・ワークマン)、モーティシアの母グラニー(ジュディス・マリーナ)、執事のラーチ(カレル・ストライケン)、そして「ハンドくん」と呼ばれる切断された手…。一家の弁護士タリー(ダン・ヘダヤ)は借金で首が回らず、高利貸しのアビゲイル(エリザベス・ウィルソン)にそそのかされてアダムス家の財産を狙っていた。アビゲイルの息子ゴードン(クリストファー・ロイド)が25年間行方不明になっているゴメスの兄フェスターにそっくりなのに目をつけ、彼をフェスターに仕立て上げて一家を乗っ取ろうというのだ。そんなこととは知らないゴメスは兄との再会に大喜びだが、長女ウェンズデーだけは疑いの目を向ける。秘かに一家の財産のありかを捜すうち、子供たちもゴードンになついてくるが、一家でパーティーが開かれた日、ウェンズデーにアビゲイルとの会話を聞かれてしまう。ゴードンたちに追われてウェンズデーは、墓地に逃げる。ウェンズデーの姿が見えないことを心配したアダムス一家が総出で彼女を捜すうち、タリーとアビゲイルによって邸から締め出されてしまう。裁判で一家の財産はニセのフェスターに渡る判決が出されてしまったのだ。仕方なく一家はそれぞれ仕事を始めたが、すっかり元気をなくしたゴメスに見かねてモーティシアは、アダムス邸に向かうがあえなく捕まってしまう。ハンドくんに知らせを受けたゴメスは愛する妻の救出に向かい、タリーとアビゲイルを倒す。そしてその時のショックでゴードンは失っていた記憶を取り戻す。実は彼は本物のフェスターで、記憶を失っている間にアビゲイルの養子となっていたのだ。こうしてアダムス一家は再び邸に戻ることができたのだった。
アダムス・ファミリー スタッフ
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:キャロライン・トンプソン,ラリー・ウィルソン
原作:キャラクター創造 チャールズ・アダムズ
製作:スコット・ルーディン
製作総指揮:グラハム・プレース
音楽:マーク・シェイマン
主題歌:M.C.ハマー
撮影:オーウェン・ロイズマン
編集:デデ・アレン,ジム・ミラー
配給:コロンビア・トライスター
アダムス・ファミリー キャスト
モーティシア・アダムス:アンジェリカ・ヒューストン
ゴメズ・アダムス:ラウル・ジュリア
ウェンズデー・アダムス:クリスティーナ・リッチ
パグズリー・アダムス:ジミー・ワークマン
グラニー・アダムス:ジュディス・マリナ
フェスター・アダムス/ゴードン・クレイブン:クリストファー・ロイド
マーガレット・アルフォード:ダナ・アイヴィ
ラーチ(執事):カレル・ストルイケン
タリー・アルフォード(弁護士):ダン・ヘダヤ
ウォーマック判事:ポール・ベネディクト
アビゲイル・クレイブン/Dr.グレタ・ピンダーシュロス:エリザベス・ウィルソン
カズン・イット:ジョン・フランクリン
フローラ・アモール:モーリーン・スー・レヴィン
ファウナ・アモール:ダーリーン・レヴィン
スーザン・フランクリン(教師):リーラ・アイビー
デクスター・アダムス(結合双生児の双子の男):ダグラス・ブライアン・マーティン
ドナルド・アダムス(結合双生児の双子の男):スティーブン・M・マーティン
ランピー・アダムス(ラーチのいとこ):ライアン・ホウリハン
オフィーリア・アダムス(蝋燭を持って踊る女性):アレグラ・ケント
ハンド(Thing):クリストファー・ハート
サリー・ジェシー・ラファエル:本人役
ガールスカウト:メルセデス・マクナブ