はいからさんが通る 64点

はいからさんが通る

1987年公開の日本映画。大正後期、お転婆でハイカラな女の子が許婚の青年軍人と出逢い、繰りひろげる恋と冒険を描く。大和和紀原作の同名漫画の映画化。阿部寛のデビュー作。

はいからさんが通る 映画批評・備忘録


はいからさんが通る

脚本:25点
演技・演出:12点
撮影・美術:12点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計64点


当時小学生だった僕が母と一緒に見に行った映画です(笑)『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲』と同時上映でした。最初にビーバップを見た反動か、母は、はいからさんが通るのラストシーンで号泣していました(笑)
ものすごく分かりやす展開なんですけど。王子様を絵にかいたような阿部ちゃんがすごく爽やかな笑顔で登場するんですよね。この笑顔がずっと印象に残ってます。この作品以降、阿部寛はイケメン路線を捨てて、様々な特撮ものからVシネマなどで演技の幅を広げていきます。最初は典型的な大根役者でしたが、今日では日本を代表する俳優に成長しました。

ドラマ・スケバン刑事Ⅱで人気アイドルになっていた南野陽子の初主演『スケバン刑事』に続く主演映画が今作で、主題歌の「はいからさんが通る」も「楽園のDoor」に続き大ヒットしました。3か月に一曲ペースでシングルをリリースし、8曲連続でオリコン1位を獲得しています。

原作の内容を凝縮しているので展開がものすごく早いです。南野陽子主演のはいからさんが通るの雰囲気を楽しむ映画だと思います。アイドル映画にしては、共演者がスケバン刑事の時もそうだったのですが、実力者揃いで豪華です。ネタみたいに野際陽子と丹波哲郎はハマリ役です。柳沢慎吾はバイプレイヤーだと思うのですがもっと俳優として評価されてよいと思います。


はいからさんが通る あらすじ(ネタバレ)

大正七年、春。お転婆娘の花村紅緒は、伯爵・伊集院家へ行儀見習いに行くことになった。扉が開かないので塀を乗り越えようとしたところ、ぬかるみに落ちてしまった。それを見て笑う軍服姿の青年は、紅緒の許婚・伊集院忍だった。何も知らない紅緒はびっくり。それは忍の祖母と紅緒の祖父が決めたものだった。料理・裁縫など奥女中・如月のシゴキが始まった。ある日紅緒が洗濯物を干していたら伯爵が来て、それを地面に叩き落とした。女の物を男の物の上に干したのが気にくわなかったのだ。怒った紅緒は伯爵を剣道で負かしてしまった。数日後紅緒は忍と街へ出かけたが、買い物の途中彼が芸者と親しく話しているのを見て苛立った。ヤケ酒を飲み酔っ払った紅緒は酒場で軍人相手に大暴れ。忍が止めに入ったが、「冗談倶楽部」という雑誌では彼が悪者になってしまい、忍は小倉の部隊へ左遷になった。芸者は忍の死んだ友人の恋人で、忍は紅緒に「小倉から戻ったら式をあげましょう」と言った。しかし、忍の部隊はそのままシベリアヘ送られた。「無事に帰って」という紅緒の願いも空しく忍は消息を絶った。復員した部下の鬼島の話では、忍はロシア兵の銃剣に倒れたという。忍は生きていると信じて疑わない紅緒は「彼が帰って来るまで律集院家に置いて下さい」と伯爵に頼んだ。その間紅緒は「冗談倶楽部」で働くことになった。大正十一年、冬。紅緒は編集長の青江冬星から結婚を申し込まれた。しかも伯爵夫妻からは「忍のことは忘れて幸せな結婚をしなさい」と言われた。紅緒は気持ちをハッキリさせるため、忍の生死を確かめようとシベリアへ立った。だが、忍に似た日本人という噂の男は別人だった。帰国した紅緒は青江と結婚することを決めた。ところが式の当日、忍が帰って来た。鬼島が式場へ走るが、すれ違いで紅緒に会えない。青江と紅緒が誓いの言葉を述べようとしたとき、大震災が起こり式は流れてしまった。青江は運命と諦め、紅緒は忍と再会した。

はいからさんが通る スタッフ

監督:佐藤雅道
脚本:西岡琢也
原作:大和和紀
企画:植田泰治
プロデューサー:稲生達朗,河瀬光,河井真也
撮影:大町進
美術:高橋章
音楽:萩田光雄,大谷和夫
音楽プロデューサー:石川光
主題曲:南野陽子「はいからさんが通る」
録音:宗方弘好
照明:篠崎豊治
編集:中野博
助監督:三輪誠之
スチール:原田大三郎
配給:東映

はいからさんが通る キャスト

南野陽子:花村紅緒
阿部寛:伊集院忍
田中健:青江冬星
柳沢慎吾:牛五郎
松原千明:吉次
篠山葉子:北小路環
鈴木瑞穂:河内大佐
木村元:印念中佐
千石規子:あごなしばあや
風見章子:伊集院夫人
野際陽子:如月
本田博太郎:鬼島軍曹
河原崎長一郎:花村小佐
丹波哲郎:伊集院伯爵

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