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ハンサム★スーツ|ハンサム(谷原章介)になれるスーツを手に入れたブサイク(塚地武雅)の運命は!?

映画 ハンサム★スーツ
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ハンサム★スーツは、2008年公開の日本映画。ブサイクゆえにモテない人生を歩みながら、偶然出会った“ハンサム・スーツ”を着てハンサム男に変身した主人公の姿を描くラブコメディー。ハンサム(谷原章介)になれるスーツを手に入れたブサイク(塚地武雅)の運命は!?

ハンサム★スーツ 映画批評・評価・考察


ハンサム★スーツ

脚本:33点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計80点

この映画、塚地もいいけど谷原章介の魅力全開の映画だと思いました。作品の特性上、演技力が特に求められるのは谷原章介で、彼が魅力的に映らなければ、映画時代が映えない作品になってしまいます。

演技力の幅が広い谷原章介を抜擢したことはキャスティングの成功ともいえますし、彼自身も俳優として飛躍した作品だと思います。

北川景子は、今作品が一番かわいいですね。ものすごくベタな演技でベタなセリフばかりですが、これだけかわいいとすべて魅力的に映りますね。

一方、大島美幸もかわいらしさと愛らしさがこの映画では溢れていて、ラストにつなげる良い効果を与えています。ベタなセリフばかりでもアイデアが良くハッピーな気持ちになれるコメディ作品は好きです。

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ハンサム★スーツ あらすじ

亡き母親が遺した定食屋「こころ屋」を経営する男・大木琢郎は、料理上手で誰にでも分け隔てなく接する心優しい性格なのにデブでブサイクな容姿から、生まれてこのかた女性と交際どころかモテたことすらない。美人なアルバイト店員・星野寛子に恋をした彼は思い切って告白するも、あっさりフラれてしまった上に、彼女はこころ屋を辞めてしまう。

そんなある日、友人の結婚式に着て行くスーツを買うために紳士服店を訪れた琢郎は、店長・白木の勧めで着るだけでハンサムになれるスーツ、「ハンサムスーツ」を手に入れる。それを着ると、琢郎は見事なまでにハンサムな男・光山杏仁に変身。街を歩けば、女性にはモテモテ、モデルにスカウトされて瞬く間に大人気と、幸せな人生を手に入れた様に思えた。杏仁の姿で寛子に出会った彼は再び告白するが、なぜかまたもやフラれてしまう。一方、琢郎としての私生活では、寛子の後釜としてやってきた前向きで仕事のできる橋野本江のことがなぜか気になり始める。

そんな中、ハンサムスーツはお湯に濡れるとシワになってしまう事が発覚。再び、紳士服店を訪れた琢郎は、お湯に濡れても大丈夫だが、それと引き換えに二度と元には戻れなくなる「パーフェクト・スーツ」を勧められる。

その帰りに琢郎はバスの中で女性に「パーフェクト・スーツ」を入れていた紙袋が当たってしまう。女性は琢郎を見るなり、痴漢と決めつける。当然痴漢などしていない琢郎は「言いがかりだ」というが、乗車していた男性に殴られ、さらに「あんたが痴漢しそうな顔をしている」と言われる。琢郎は「僕がハンサムだったら、同じ事をしていますか?」と聞くが、バカにされ、警察に捕まる。

ヨネさんと真介が警察署に迎えに来て、琢郎は釈放される。ヨネさんと真介は琢郎を励ますために飲みに行く提案をするが、琢郎はショックでそんな気にはならない。真介は琢郎に「俺たちはお前が痴漢してないのわかってるんだからな」と言うが、琢郎は「もうええねん」と1人で店に帰宅する。

帰宅すると、本江が店の仕込みをしながら琢郎の帰りを待っていた。本江は警察に腹を立てながら「琢郎さんが痴漢なんかするわけないのに」と言う。琢郎はふと、本江に「美人になって、本江さんに幸せになって欲しい」と言い、ハンサム・スーツの事を明かそうとするが、本江は「それは本当に幸せなんですか?」「琢郎さんが琢郎さんのままで何が悪いんですか?」と美人になる事も、琢郎が杏仁になろうとする事も拒否し、そのままの生活を望んだ。

ハンサム★スーツ スタッフ

監督:
ビジュアルディレクター:
脚本:
音楽:
VFX:
特殊造型・特殊メイク:
スタントコーディネーター:
フードコーディネーター:
スタジオ:
現像:
プロデューサー:
アソシエイトプロデューサー:
アシスタントプロデューサー:
特別協賛:洋服の青山
協賛:サッポロビール
製作プロダクション:
製作協力:
製作委員会メンバー:アスミック・エース、住友商事、ソニー・ミュージックエンタテインメント、電通、WOWOW、関西テレビ放送、集英社、Yahoo! JAPAN

ハンサム★スーツ キャスト

大木琢郎(おおき たくろう)
演 –
本作の主人公。定食屋「こころ屋」の店主、愛称ブタ郎。33歳。身長163cm、体重98kg。心優しい性格で、食い逃げをしようとした空腹の男性をヨネさんが捕まえ怒鳴りつけているところを「今日はたまたま財布を忘れただけだよね」と許し「うちの飯食って不幸になる人は出したくない」と言ったり、友人や客を大切にしている。イタリア留学経験もあり、かなりの料理上手。亡き母親の跡を継ぎ、定食屋を営む。腕前は確かでいつも店は開店前から行列が出来、混雑している。暗記力も良く常連客からの評判は良いが、デブでブサイクのせいで女性と付き合った事すらない。好きな曲は渡辺美里の「My revolution」。アルバイト募集を見てやってきた寛子の美しさに惚れて採用し、寛子に告白したが寛子は告白の理由が腑に落ちない様子で翌日から来なくなり、フラれてしまう。そんなある日、親友の結婚式のために訪れた紳士服店でハンサムスーツを手に入れる。
光山杏仁(ひかりやま あんにん)
演 –
琢郎がハンサムスーツを着たときの姿。おおよそ180cmの長身かつモデル体型の、イケメン。名前は「光のように輝き、山のように堂々として、杏仁豆腐のように甘くて優しい」意味から。以来、女性にモテるようになり、モデルにスカウトされて瞬く間に人気を集める。
星野寛子(ほしの ひろこ)
演 –
本作のヒロイン。「こころ屋」のアルバイト店員。21歳。気立てが良く淑やかな美人。琢郎が目の前でくしゃみをしても逃げずにティッシュを渡して心配したことからアルバイトとして採用される。幼い頃に男子からいじめられて以降、恋愛に対して臆病になる。男から外見でしか自分を見てもらえないことに不満を持っている。琢郎に告白されるも、その好意の動機が面食いと知って断り、「がっかりしました」と言い店も辞めた。一度、琢郎が杏仁の姿で現れたが誰もが振り向き一目惚れする杏仁を拒否した。琢郎の作ったナポリタンが大好物。ヨネさんに「何故うちにバイトに来たの?」と訊ねられ、学生時代に「こころ屋」で食事中に食い逃げがあり、ヨネさんは食い逃げ犯を警察に突き出そうとしたが、琢郎が食い逃げ犯を「ただ財布を忘れただけ」と見逃し「自分の店で食事をした人を不幸にしたくない」という言葉で惚れたため。ヨネさんから「坊ちゃんは、何も変わっていませんよ」と言われると安心していた。
来香(らいか)
演 –
「ザウルス」所属のカリスマモデル。身長175cm。どんなときでもポーカーフェイスに徹する、クールビューティー。仕事で周りがチヤホヤしたり、期待に応えようとすることに疲れて笑えなくなってしまったが、杏仁に化けた琢郎のギャグで笑顔が戻り、次第に彼に恋心を寄せるが、彼の正体は知らない。しかし勘が鋭く、琢郎に戻った杏仁を見て悟ったらしく、琢郎に「さすが来香や…」と言わしめた。琢郎を見ても「ブサイク」とは呼ばなかったが「デブ」とは呼んでいた。
橋野本江(はしの もとえ)
演 –
寛子が店を辞めた後、新たにアルバイトとしてやって来た女性。身長163cm、体重83kg。強烈な北関東訛りとおかめのような顔。明るく前向き。最初は常連客に「ブスだからダメだ」と断られるが、琢郎が「飯屋なんだから顔は関係ないだろ」と即採用。しかしお昼の大混雑時にも料理をちゃんと運び、きちんと会計を暗記して見事に店をさばき、夜遅くまで琢郎の明日の仕込みまで手伝うほどの働き者。愛想も元気も良く常連客に「これで美人だったら最高なのにな!」と言われると「よく言われます」と笑顔をみせるほど冗談も通じ、どこか琢郎と似ていた。常連客たちも本江を気に入っていく。本江はいつでも琢郎を気にかけ、心配し、琢郎の味方であり、次第に琢郎は本江に惹かれていく。
神山修三(かみやま しゅうぞう)
演 –
モデル事務所「ザウルス」の社長。43歳。業界で最も勢いがあると評判。杏仁をスカウトする。見た目が胡散臭く、動きもオーバー。杏仁の名付け親。
大沢勇気(おおさわ ゆうき)
演 –
人気モデルの男性。杏仁を「ド素人」と見下していたが、彼に人気が出たために敵視。杏仁の秘密を暴こうとする。
白木(しらき)
演 – (スーツ着用時)、(元の姿)
紳士服店の店長。ハンサムスーツの開発者で、実験台として前々から目を付けていた琢郎がスーツを買いにきたことからハンサムスーツを勧めた人物。実は、自身も当初はハンサムスーツを着ており、本来の姿は、琢郎曰く「インゲンマメ」。好物は杏仁豆腐。ある人物と意外な関係がある。
ヨネさん
演 –
「こころ屋」でアルバイトをしている男性。琢郎のことは「坊ちゃん」と呼んでおり、ブサイクだとは言わず、心が優しい事を重要視している。博多から上京し、41歳になった現在もメジャーデビューの夢を諦めず、前向きにインディーズ活動を行い、レコード会社にデモテープを送っている。琢郎の母が生きてる頃からバイトしており、小さい頃から琢郎を見てきて全てを理解している、ある意味父親と呼べる存在だが、結構だらしない。琢郎の母のことは「さきちゃん」と呼んでいる。琢郎が痴漢の冤罪で逮捕された時に、迎えに来て何も言わずに優しく見守った。長く勤めているものの、大人数の注文は暗記出来ずに確認はするが全て琢郎任せ。
狭間真介
演 –
琢郎の大親友。ハザマ造船所を経営している。見た目は強面だが明るく元気で前向き、顔もイケメン。琢郎とは幼馴染で嫌味を言いながらも常に気にかけている良き理解者。足が不自由で車椅子を使用している。琢郎がブサイクと嘆いても「お前ブサイクじゃん? 俺、車椅子だよ?」と足が不自由でも偏見を持たない琢郎とは深い絆を持つ。琢郎の性格の良さを知っているため、自分の経験も含めて「見た目じゃない」と自信を持つ事を説いている。近々結婚予定の美人な彼女・久恵とラブラブで赤ちゃん言葉で褒めたり、琢郎の前でもほっぺにチューしたりしている。琢郎に結婚式の招待状に「My revolution」の曲が流れるハガキを送った。
谷山久恵
演 –
真介のフィアンセ。美人で気立てが良くポジティブ。パンキッシュな服装。真介の経営する鉄工所で働きながら足の不自由な真介のサポートをしている。真介とは琢郎の前ですら後ろから抱きついたりとラブラブ。物事はハッキリ言い、琢郎が「俺、ブサイク?」と聞くと「そうだよ」と飄々と答えた。「見た目より中身」を重視するタイプで、真介の事も中身が好きで結婚した事を例に挙げて琢郎に「絶対に良い人が現れる」と断言している。琢郎が口からお茶を噴き出した時には驚いたが、逃げたりはしなかった。
玲美
演 –
モデル事務所「ザウルス」モデル。今時の女子。

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